散骨の規制と遺族の複雑な想い

散骨は、土葬を禁止し火葬を義務付ける墓地、埋葬等に関する法律の想定外とされ、葬送を目的として節度を持って行われる分には処罰の対象外とされ、現在では国内だけでは無く諸外国や宇宙空間で行われています。



散骨は、非常に高額な墓石や墓地、戒名などを必要としないので、残された子世帯や孫世帯への経済的負担や永続的な墓守の負担を軽減出来る葬送方法として、近年非常に注目されている葬送方法とされています。

散骨する際には、遺骨を遺骨と判別不可能な大きさとされる2mm〜3mm程度まで粉骨する必要があり、0.35mm以下まで粉砕する必要がある国や地域も存在しますが、日本国内では法整備が行われておらず地方自治体独自の対応に委ねられています。


その為、当該地区の地権者や地方自治体の許可が必要なケースが多い為、規制や条例による制限の多い内陸での遺灰の散布よりも条例や規制の制限を受けない海洋葬が数多く行われています。
海洋葬は、クルーザーなどの小型船舶だけで無くヘリコプターやセスナ機からも行われています。現在では、日本国内だけでは無く、規制がほとんど無いフランスのセーヌ川や世界遺産モンサンミッシェル、海外の常夏の海、宇宙空間などで行われ、月面への散骨も計画されています。



しかし、散骨は基本的に故人の遺志に基づき行う遺族としても複雑な思いがあり、遺灰全て散布せずに手元に置いて供養する為の骨壷に入れて供養する遺族が数多くいます。